iPhone

日本一周に行くにあたり、ネット環境について考えてみました。

色々な手段はあるかと思いますが、私はソフトバンクのiPhoneを使っているので、それを生かした運用にしようと思います。auやdocomoの方も、スマホであれば大体プランは似通っているので、参考になるかもしれません。

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無料Wi-fiスポット等もありますが、私は都市部などをスルーする予定なのと、あてにしていると満足に通信ができなくなった時に困ってしまうので、とりあえずその事は考慮せずに考えていこうと思います。

大容量の20GB、30GBはテザリングオプションが1000円と高額だが、4月末までは無料

現在私は月20GBまでのギガモンスターに入っています。通常の容量(5GB等)は、PC等で利用する際のテザリングオプションが500円なのですが、ギガモンスターの場合はその倍の1000円かかります。ただ、5GBは5000円なのに対し、20GBは6000円と、テザリングオプションの差額を考えても1500円しか差がなく、容量制限に引っかかった時の追加の1GBが1000円という事を考えると、かなりお得な設定になっています。

ギガモンスターに入っているけれど、実際の使用量はほぼ無いに等しい

私の毎月の利用量は300MB位・・・1GBにも満たないです。ほとんどの通信が自宅のWi-fiを使っているので、ギガモンスターに入るのはもったいないんですが、時々大量に使う月もあるので、上記のお得な料金設定もあって無料期間が過ぎてもそのままで行こうかなと思って入っています。

繰越をみこして日本一周1ヶ月前に30GBに増量した

ギガモンスターは繰り越しができるので、出発の前の月に1バイトも使わなければ、月の容量*2まるまる出発月に使えることになります。ですので出発前に30GBのプランに変更してあります。

ただ、ギガモンスターの繰り越しについては注意が必要で、まず3月に30GBを使わなかったとすると、4月は60GB使えることになります。しかし、例えばその状態で4月に28GB使ったとしたら、5月への繰り越しはどのくらいになると思いますか?

利用者側の立場から考えると、繰り越し分から28GB利用して、2GB余った分は破棄、4月分の30GBは丸々次の月に繰り越し、と考えるのではないでしょうか。

しかし、4月分から先に利用されるため、28GBを使った残り2GBが繰り越し対象であり、残りの30GB(3月からの繰り越し分)は丸々破棄されます。

要するに次の月に繰り越しを行うには、前月からいくら繰り越されていようと、規定の容量-当月利用容量になるのです。
なので、私の目論見(出発前月に丸々残しておいて)が有効なのは出発月のみであり、その次の月からは規定の契約容量分しかつかえません。

実際の通信料はどのくらいか検証してみた

実際どのくらい使うのか、色々検証してみました。

モバイルデータ通信を使うのは以下のとおり

iPhone

  • メール
  • Webで調べ物
  • ナビ

ノートパソコン

  • メール
  • Webで調べ物
  • セキュリティーソフトパターン更新
  • バックグラウンドサービスの通信

通信量を計算するとこんな感じ

メール 調べ物5分 ナビ1分 バックグラウンド5分 セキュリティ更新
iPhone  〜1MB 4MB  〜1MB  –  –
MacbookAir  〜1MB 3MB〜10MB  〜2MB  1MB〜20MB

iPhoneのメール、Webで調べ物等、実際の利用方法に近い使い方を5分行った際の通信量は平均4MB程でした。

ナビは状況にもよりますが、地図データの読み込みが1分1MB未満でした。しかし地図を動かしてちょこっと先を見回しただけ(15秒ほど)で6MBも使ったので、意識していないと結構危険かもしれません。

毎日10時間は地図を表示(ログもとるので)していると考えると、1分1MBとして1日600MB、30日で18GBにもなってしまいます。実際はキャッシュも使うでしょうし、移動し続けという訳でもないのでそこまでの量にはならないかと思いますが、通信量が多い事は事実なので、オフライン地図を考える事にしました。

オフラインにダウンロードして使える地図はたくさんありますが、どうせならログを取れたり他にも色々使えるものにしたいので、通信量を減らして使い勝手も上げる、という観点で地図を選び直す事にします。

通信量を減らすためにオフライン地図を選ぶ

その昔、スマホなんてなく、皆がガラケーを持ち、一部の物好きやビジネスマンがPDAと呼ばれるハンドヘルドPCを持ち歩いている時代、マイタックという会社からmio168というものが出ました。WindowsCEをOSに、GPSアンテナとセットになった、スマホに似た風貌(しかしGPSアンテナはどどーんと主張!)のその機械、カーナビこそはできませんでしたが、自分でルートを作成し、地図に書き込むことと、走行ログを取る事ができました。

私が行った北海道へのツーリングや九州へのツーリングの他、1泊以上のツーリングではほぼこれでGPSログを残しており、走行後にルート確認をするのも、旅の楽しみになっていました。

地図は買うものという時代に使っていたmio168

しかしそれをするためには別体に購入した地図ソフトが必要で(今のようにグーグルマップ等の便利なものはなかったし、通信を常に行うと言う事が現実的に不可能だった)昭文社のSuperMappleDigitalというものを使っていました。

旅のプランニングにも最適で、私はルートを一つ一つ考え、時間があったらここを曲がる、なければこっちなどとコメントをいれてとても楽しかったのを記憶しています。

しかしいざ今見ようと思うとそのデータはSuperMappleDigital独自のrcmという拡張子で、古いバージョン(私が持っているのはVer7)では書き出すことすら出来ませんでした。

現在はSuperMappleDigital改めスーパーマップルデジタルとなっており、Ver17が最新版で、GPSログを一般的なグーグルアース等で読める形式にエクスポートする事が可能になっています。
ナビソフトではないので、このソフトを入れることによってルートを検索できるのはパソコン上でのみになり、スマホ上では入れたプランニングデータを読み込むにとどまっており、何が楽しいのか便利なのか理解できないような機能になっていますが、使い方によってはとても有用です。

スーパーマップルデジタル

良い点

  • とてもみやすい地図

地図がとてもみやすいです。色分けがくっきりしていて、遠目にも瞬間的にみてもわかりやすいです。昭文社のスーパーマップル(紙の地図)はロングセラーなだけあって、とてもみやすいのですが、そっくりそのままデジタル化されたようなイメージです。

ツーリングライダーに親しみのあるツーリングマップルも昭文社のスーパーマップルの地図ですね。

  • ルート作成が簡単にできる。

グーグルマップやカーナビアプリ等だと、検索したルートを少し変える程度しかできませんが、スーパーマップルデジタルでは指定した範囲の道路がどのくらいの距離かも瞬時にわかり(例えば、ある交差点でクリック、その先のお店でまたクリック、するとそこからそこまでの距離がすぐにわかる等)また、自分でここ良さそう!というところにコメントを入れておくことも可能です。

全てがローカルで完結しているため、面倒なこともなく、自分自身の好きなようにカスタマイズができるのも良いです。

悪い点

  • 良くも悪くも現代的ではない。

作ったルートや地図を入れることのできる入れ物がスマホアプリで用意されていますが、そのアプリ自体に地図の先読み機能もないため、地図を移動するたびに読み込み(空白部分が表示)されます。また、一度作ったルートはもういいや、ナビに頼って行こうと途中で思っても、それは不可能で、できることといえば目的地の方向を表示する程度です。

完全にカーナビとは違うもので、いうならば紙の地図にデジタルで書き込めるようになっていて、現在地もその地図に表示される。ログもとれる。というものです。

カーナビを想像していると肩透かしを食らうこと間違いありません。

全くおすすめは出来ないけれど、私はスーパーマップルデジタルを選ぶ事にした

おすすめができないのに何故それを選んだかといいますと、

  • 過去の資産を引き継げる

これはとても大きいです。かこのrcmファイルを統合して今までの軌跡をまとめる事ができます。

  • オフラインで詳細地図まで全国全てみれる

アプリの使い勝手は悪いですが、全てiPhoneに入れてしまえばあとは通信を気にせず綺麗な詳細地図を見ることができます。ですので、スーパーマップルで地図を表示しながら進んでいけば、通信量を気にせずにずっと現在地を把握できます。その地図に寄りたいポイントや宿泊地などのデータを入れておけば、自分が必要な情報が全て詰まった地図の出来上がりです。

GPSログ収集と現在地表示、そして必要な情報を全て集めたデータで日本一周

その為に地図がタダの時代に1万円も払って地図を買ったのですが、1点思い通りにならなかった部分があります。

アプリの完成度が低く、GPSログ収集に不安が残る

スーパーマップルデジタルのアプリの完成度がすこぶる低く(笑)本当に未だにWindows98の匂いを漂わせています。ある意味すごい・・・。で、懐かしくもあるのですが、GPSログを中断すると再開ができず別ファイルになってしまって、コンビニに寄ったりする度に別ファイルとなると、管理が大変なので、GPSログだけは別のアプリを選ぶ事にしました。

GPSログ収集がしやすく高機能なアプリ、ZweiteGPS

ZweiteGPS – GPSロガー&ビューア – SENSYUSYA
これはかなりいいです。480円で課金しないと広告が非常に鬱陶しいのと、独自フォーマットから書き出しができないので、本気で使おうと思うと課金必須ですが、480円の価格は安すぎるんじゃ無いかというくらいのものなので後悔はしないはずです。

しかも、通信をしない状態でログ収集だけをする機能があり、その状態でバックグラウンドでGPSロガーとして使い、スーパーマップルを表で地図表示する、そういう使い方にする事にしました。

一番通信をするであろう地図をオフライン地図にして、通信量に余裕を持ちすぎるとどうなるか

60GBも通信でき、地図もオフライン。もう十分すぎるくらいの通信量の余裕があります。余裕が出てくると人間欲も出てきます。なので私は、撮った写真や動画を積極的に公開していこうと思います。

通信容量によって頻度は変わると思いますが、余裕が出来た分色々やってみたくなってしまいました。うまく行くかはわかりませんが、できるだけチャレンジしてみたいと思います。

次回は旅の写真や動画を記録する手段をどうするかを考えていこうと思います。

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