楽しみ-エビ

日本一周には不安がたくさんあるという記事を書きましたが、そんな事ばかり考えているのは良くないので、今度は楽しみなことを挙げていきたいと思います。

1.不安を楽しむ

前回の事と矛盾するようですが、この項目で言う不安というのは、”一人でいる心細さ”から来る不安です。

誰もいない夜の森。確かに何かがいる気配がするけれど・・・

例えば、自分以外全くいないキャンプ場だったり、誰もいない山道だったり。昼間ならまだ広い世界を満喫する気分になれますが、これが夜中だったら・・・。そして、誰もいないはずなのに何かの気配。もう鳥肌ものでしょう。怖い事は好きではありませんが、でもそれでも、日常では経験できない感覚です。これも、閑散期に多くの場所を回れる日本一周の醍醐味でしょう。

人はわがままな生き物で、日常を繰り返していると非日常を求めますが、非日常を味わって苦労すると、日常のありがたみを感じます。しかし、それを理解しても、日常に戻ってしばらくすれば、また非日常を求める自分がいたりするのです。

不安な夜

気配を感じて森にライトを向けても、見えるのは鬱蒼と茂った木々のみ。この先に何がいたとしても、夜の心もとないともしびでは、至近距離まで近づかなくては判断する事ができない。そんな不安に震えながら一人きりで過ごす夜はとても心細く、普段鬱陶しいと思っていた日常のありがたみを知る事になる。

2.神秘を楽しむ

日本ではいたるところに神様が宿る

日本は古来より”やおよろずの神”というものがあり、自然のすべてのものには神が宿っていると考えられてきました。そんな日本を旅するからこそ、多くのものに神秘を感じ感銘を受ける事でしょう。中には言葉では説明できない現象に見舞われる時があるかもしれません。そんな経験もきっととてもいい思い出になるでしょう。

神秘を楽しむ

ふと、木間に立つ1本の水銀燈が目に入る。何の変哲も無いそれから放たれる光が、吸い込まれてしまうのではないかと思えるほど不思議なものに見えた。ぼーっとその光を眺めていたら、知らずのうちに眠りについていた。確かに何かを感じたが、朝それを思い出す事はなかった。

3.”外食”を楽しむ

ここで言う外食は、レストランや料亭で何かを食べることではなく、外で食べる食事の事です。建物の中から出て青空、星空の下で食べる食事は格別で、いつも有り難く感じずに作業のように食べていたものですら、最高の旨さを感じてしまったりします。これは日常では中々味わえない幸せで、これがあるからこそアウトドアが好きだと言う人も多いのではないでしょうか。

長く続くと面倒になって来るかもしれませんが、それでも外での食事が色あせる事はないはず

何ヶ月と続く日本一周。外で作る食事が時々面倒に、時々辛く感じる事があるかもしれません。それでもそれは、前へ進む力と幸せをもたらしてくれる事でしょう。

食を楽しむ

鳥のさえずりを聞きながらコーヒーを飲む。しばらくぼーっとしていたが、お腹が鳴る音で目が冴えた。今日は時間に余裕があるので、椎茸を焼く事にした。シシトウと椎茸を軽く焼き、塩をかけて食べる。椎茸は塩で甘みが際立ってすこぶる旨い。シシトウは生焼けだが、その苦く辛い刺激をコーヒーで流し込む。なんて幸せなんだろうと、生きている事に感謝をしたくなる瞬間だ。

4.想定外を楽しむ

日本一周は長旅なので、想定外のことがたくさん訪れるでしょう。中には辛く厳しい事もあるかもしれません。でもその一つ一つが旅に出なければ味わえなかった事だと自分に言い聞かせ、一つ一つを大切に楽しむスタンスでいけると良いと思っています。

後で必ず、笑える日が来ると信じる

辛い想定外だったとしても、後で必ず”ネタ”になる美味しい事だと思って乗り切りましょう。きっと最後には笑いが待っているはずです。

まとめ

少しこじつけな部分もありましたが、基本的には不安要素も考え方によっては楽しみに変える事もできる、という事だと思います。難しい事ですが、いつもポジティブにいれば、きっと”不安や辛さ”も呆れて逃げ出していってしまうでしょう。一生に1度しかないであろう日本一周。全てのことを楽んで受け止められれば、きっとより素晴らしい旅になるのではないでしょうか。

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